「ゆるく」生きていくことも大事だけどもさ?
みんな、どれだけがんばって生きてきたんだろうと思う。嫌なことぜんぶやめる、好きなことだけする、言いたいことはわからないでもないけど、わたしには、当てはまらないところもあるんです。
「さすがにそれはねーべ?」って思う。自分を鍛え上げなければいけない時もあるし、自分を磨くために日々精進しなきゃいけないこともある。よっぽど自分に厳しくしすぎてきた人たちだけが、全部をやめる権利があると思うんだよ。
そしてそれに、私は該当せず・・・
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「あなたはそのままでいいのよ。」という母親の言葉が、めっちゃツライ。こんな経験のある方、いらっしゃいませんか。
社会の中で、「あっ、失敗した!」とか「恥をかいて経験すべき事態」に陥ったときに、「いやいやいや、そのままで十分素敵よ」という毛布でまるごと包まれたら。視界は暗くなり、世間が自分の目で見られなくなります。
私は守られている。自己肯定感のみが肥大化し、現実との差異が出来上がります。そして毛布を外してみれば、自分だけ成長していない、蚊帳の外、なのに自分を信頼する力だけはそのままで、周囲から見たら「年だけ重ねて成長できていない痛い人」なのです。
フォト柴田さんに撮影していただいた写真を挿入してみました。(笑)
いちおうわずかな違和感から引き剥がして現状把握はこの程度は出来ているのですけれども、その先をどう切り開いて自律・自立していくのかは自分でもまだわかりません。
べつにぶん殴られまくって育ったとかご飯貰えなかったとか、わかりやすいことではないので、「なにがツラいんだろう」とご理解に苦しむ方もおられるかと思います。でも案外日本の中で苦しんでいる多くの層が、私程度の「おかしいのは自分のほうだ」と当然に感じてしまう呪いの中にいらっしゃるのではないでしょうか。
ほんとうは誰もおかしくはなく、相性や理解における齟齬があっただけなのですけどね。