好きなものにおける好みさえわからなくなっているあなたへ
私は以前二次創作の同人誌をつくっていました。
でもそこにあったのは、純粋に『作品を好き、キャラを好き』という気持ちだけではなく、今思えば「なんとかこれで先を切り開いていきたい」という気持ちであったと振り返ります。先を切り開くとは、自分の自尊心を埋めたいということでした。それがなにを意味するのかは以下に書きます。
①流行りのジャンルを、好きにならなければ・・・
同人界において、流行はどんどん変わっていきましたので、ゆっくりじっくり型が本質のわたしにはちょっと辛かったのです。でも、同人界でやっていくためには好きを超えて流行りの中でやる必要があると思いました。
②あの人が好きなキャラを、好きにならなければ・・・
完全に自分を見失ってます。自尊心の低さ、自信の無さなど、同人誌をつくる前にもっと確固とした「自分」という基盤を構成しなければ、なんの魅力もないものができあがるだけであった。
もしいま、好きなものにおける好みさえ、目先のことに囚われてわからなくなっている
方がいたら、私は伝えたい。
あなたの本当の中身、本当の好みから発信されたものでなければ、もし上辺だけお客さんがついたように見えても、相手の心に何も残すことはできないんですよ、と。